ヤスリは職人の相棒です。ヤスリは活躍すればするほど宿命的として摩耗し、その寿命を終えます。しかし、手に馴染んだヤスリは、代換えが聞かないという職人の声を耳にします。また、市販されていない特注の特殊ヤスリは工具専門店でも販売していません。そこに「やすり職人」の減少が追い打ちをかけます。機械打ち(機械によるヤスリ製造)ならまだしも、職人の手打ちによるヤスリはヤスリ職人がいなければ作ることができないのです。 写真はすっかり目が潰れてしまったヤスリです。 このヤスリをヤスリドットジェイピーを運営する株式会社ユニークでは復活させる「目立て直しプラン」の提供を開始しました。
ヤスリの切り替え(目立て直し)は手作業です。ヤスリ職人が一本一本、もとの「目」を辿り打ち直します。必要に応じて、鍛造しなおすこともあります。そして下の写真が生まれ変わったヤスリです。
ヤスリの切り替え(目立て直し)にはおおよそ1〜2ヶ月かかります。お急ぎのばあいはご相談に応じますが、なにぶんヤスリ職人が減っており、ご期待に応えられないこともあります。また、再びタガネを打ち付けたり、鍛造する過程で破損するリスクがあることがあります。父親や師匠の形見のヤスリと言った、替えの効かないヤスリの切り替え(目立て直し)はお断りいたします。
「完璧なヤスリなんか作れない」と手打ちヤスリを作り続けて50年の職人は語ります。インタビュー記事はこちらをクリック
砥石の切れ味はまるで「柳刃包丁」
納豆のタレ、お弁当についている洋からし、しょうゆ、ソースなどで「こちら側のどこからでも切れます」と印刷されている袋にはヤスリの・・・
苦労という種をまけば、いずれ収穫できる。その繰り返し。人生とはそういうもの